雷電のトレーニングルーム

トレーニー雷電が時々のハマりについて書く。

カードキャプターさくら展を調査せよ!(前編)

 先日、カードキャプターさくら展に行ってきた。ホモガキの頃、カードキャプターさくらが大好きだった私は、クリアカード編のアニメ化で熱が再燃。アニメを毎週欠かさず視聴し、コミックスを購入していた。そしてこのタイミングで、カードキャプターさくらの個展が開催されるということで、いても立ってもいられずに、初日に六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーへと向かった。

 

 写真こそアップしないが、展示物に関するネタバレがあるので、完全に知識がない状態で行きたいという方は、ブラウザバックを推奨する。また、行ってきたのがそこそこ前の話になるので、記憶が曖昧なところに留意されたい。

 

 まず、六本木に数えるほどしか行ったことがない私は、まず森アーツセンターギャラリーに到着した時点で、会場である五十三階に行く方法がわからず、受付のおねえさんに「カードキャプターさくら展はここですか」と訊く羞恥プレイを行わねばならなかった。悲しい独り身の男に対しても、それは仕事か、丁寧に応対してくれた。羞恥心を覚えつつも、上階へ向かう。

 チケットカウンターの場所がわからず、再度恥をかきつつも、なんとかチケットを購入。ようやく展示スペースへと向かえた。

 まず目に飛び込んできたのは、巨大なクロウカードの本を模したモニュメント。裏側にはカードキャプターさくらの歴史や海外での展開が書かれていた。ほーと感心しながら、今回の目玉の一つであり、撮影禁止展示物である「知世ちゃんファインダー」へ。この知世ちゃんファインダーは、さくらをストーキングしている大道寺知世の視点が味わえるというコーナーだ。知世視点でみられるさくらと小狼のイラストは、CLAMP先生描き下ろし。知世ちゃんファンはもちろん、彼女の歪んだ視点を追体験したいという方にもおすすめだ。

 本のスペースから先に進むためには、順番待ちを含むケロちゃんシアターを通らなくてはならない。このスペースでは、新録されたケロちゃんとさくらのボイスドラマとちょっとしたムービーが見られる。

 次はクリアカード・フラワーの魔法にかかったスペース。来場者参加型のスペースで、花のシールを原画の周りの壁や床に貼ることができる。さすがにソロの成人男性が参加するにはきついので、原画をさっと見て次のスペースへ。

 少し順番の記憶が朧気だが、知世のアトリエスペース。さくらのバトルコスチュームが、実際の生地で制作され、展示されている。ほえ~すっごいと思いながら、あらためてこんなコスチュームを友達に着せている知世ちゃんはやべぇなと再確認した。(筆者は知世ちゃんが大好きなので、彼女への心ない言葉は愛情の裏返しである)

 次はメイズのスペース。ここは完全に撮影禁止の原画が展示されている。スタッフさんの「ここはメイズのカードの力が働いているため、撮影ができません」という小粋な注意に従い、携帯電話をしまってじっくりとCLAMP先生の生原画を堪能する。今どきはデジタルでやっている作家さんも多いと思うが、クロウカード篇からクリアカード編に至るまでのすべての原画が、アナログで制作されていた。原画から伝わってくる凄まじい技術とエネルギーは、イラストに関しては門外漢である筆者にもひしひしと伝わってきた。間違いなく、今回の展覧会の最大の目玉とも言えるので、足を運んだ際には是非、隅から隅まで眺めてほしい。

 

 長くなるので次回に続く。記憶が消えないうちに書くつもりだ。