雷電のトレーニングルーム

トレーニー雷電が時々のハマりについて書く。

ポケモンカードと私

 ブログのデザインが味気なかったので、公式のブログデザインに変えてみたところ、えらく少女趣味なデザインになってしまった。ブログの内容とは全く合っていないが、イラストが可愛らしいので(ノンケ)使おうと思う。ついでにアイコンも、ウン十年前に描いたイラストを発掘したので、それに変更した。三日坊主を乗り越え、進化した雷電ブログを見逃すな。

 本題。ポケモンカード、人気ですよね。その人気ぶりたるや、凄まじいものがあり、発売日にはポケモンセンターおもちゃ屋さんに長蛇の列ができるほど。当然、その日のうちに即売り切れ、購入難度は非常に高い。当然、それほど人気なら、ウジ虫のように転○屋が湧いてくるわけで、本来のターゲットであるキッズや純粋にカードを楽しんでいるプレイヤーに行き渡らなくなってしまった。おまけに、こともあろうかポケカ公式から仕事をもらっている某YouTuberが転売を容認するような姿勢も見せる始末。このままポケカは手に入らないままなのか、と思いきやこの事態に公式も手を打ち、強力カードを多数再録した拡張パック「GXウルトラシャイニー」を多数増産。頑張れば手に入るレベルにまで落ち着き、ようやくポケカ騒動は一段落ついた、といったところだ。

 そもそもなぜ、これほどまでにポケモンカードが流行したのだろうか。筆者は関係者でもなければ、専門家でもないので、正確な情報は吐けない。だが、様々なカードショップの店員さんや、詳しい方に聞いた話を統合した話をすると、ポケモンゲーム発売までのつなぎとして、公式が広瀬すずさんを登用したCMを流すなど宣伝に力を入れたというのが理由の一つ。二つ目は、ポニータ石井さんなど、YouTuberによる宣伝。三つ目の理由としては、ちょうどGXスタートデッキという五百円で買えてすぐに対戦が楽しめる、非常に優れた商品が発売されたこと。そして、ポケモンカードゲームのスタンダードにローテーションが発生したこと。スタンダードのローテーションとは、マジック・ザ・ギャザリングをプレイしている方にとっては馴染み深い単語ではあるが、他のカードゲームプレイヤーからすると、あまり耳慣れない単語だろう。端的にいうと、直近に発売されたパック以外は使えないというレギュレーションがスタンダードで、過去のカードが使えなくなることをローテーションあるいはスタンダード落ちという。カードプール(使用できるカードの種類)が膨大になり、公式が意図しない強力なコンボなどを抑制し、環境の健全化を保つことと、カード資産が乏しい初心者プレイヤーでも参入しやすいというメリットを作るという大きな理由から導入される。これは筆者が熱心にプレイしているマジック・ザ・ギャザリングの理屈だが、ウィクロスポケモンカードなどのスタンダード制を導入しているカードゲームは、おおよそ同じ理由だろう。マア、大まかに言えば上述の理由で、ポケモンカードは類を見ない大ヒットとなった。

 そんなポケモンカードだが、筆者は、ブームが爆発する少し前に、行きつけのショップの店長が、レックウザGXデッキ使って初心者の方にルールを教えているのを見て興味を持った。「ちょうど五百円でスターターも買えるし、始めてみようかな、どうしようかな」と二の足を踏んでいるうちに、ブームが爆発。スタートデッキはおろかパックすら買えない状況になってしまった。手に入らないが、カードはやりたい。店長に相談したところ、店長が過去に組んだ販売用デッキを売っていただけることになった。そのデッキは俗にいうマッシルガン(マッシブーンGX&ルガルガンGX)デッキだった。いわゆるトップメタ(大会などで優勝を重ね、高い使用率を誇るデッキのこと)である。始めてすぐに強力なデッキを手にした私は、GXスタートデッキを入手できた知人をボコボコにいたぶり、ポケモンカードの快楽に目覚めた。(親しい友人以外に初心者狩りはやめよう、そのゲームの門戸を狭め、衰退に繋がるから)続いてレックウザGXデッキも組み、身内相手に連戦連勝、これ以上ないほどの悦楽を味わった。

 かと言って、大会に出るわけではない。理由としては、ガチデッキの体裁は取っているが、カプテテフGXやグズマ(当時はメチャクチャ高かった、今はウルトラシャイニーの再録で幾分値段は落ち着いている)が入っていないから、大会で戦えるほどのデッキパワーはないのである。それに、ルールの習熟度もそこまで高くないので知らない人とやるのはこわいのだ。とんだ臆病者だった。

 そういったわけで、大会に出るのが怖い私は、今日も身内相手にクワガノンレックウザデッキを回してイキる。そんなことをしていると友達をなくすかもしれない。