雷電のトレーニングルーム

トレーニー雷電が時々のハマりについて書く。

シャキサクと私

 昨日、記事を更新しようと思ったのだが、終電を逃してしまい書けないというnoob極まりない動きをしてしまった。本来昨日上げる予定だった記事を、今日書く。羽目になった。

 先日、知人と一緒に「BLAME!」という映画を見た。以前から勧められていた映画ではあったが、レンタルショップまで足を運ぶのが面倒で、手を出せていなかった作品だ。業を煮やした知人が、ブルーレイと再生機器を持ち込み、襲来。そのまま鑑賞した。

 あらすじは、

過去の「感染」よって、正常な機能を失い無秩序に、そして無限に増殖する巨大な階層都市。
都市コントロールへのアクセス権を失った人類は、防衛システム「セーフガード」に駆除・抹殺される存在へと成り下がってしまっていた。
都市の片隅でかろうじて生き延びていた「電基漁師」の村人たちも、セーフガードの脅威と慢性的な食糧不足により、絶滅寸前の危機に瀕してしまう。
少女・づるは、村を救おうと食糧を求め旅に出るが、あっという間に「監視塔」に検知され、セーフガードの一群に襲われる。
仲間を殺され、退路を断たれたその時現れたのは、“この世界を正常化する鍵”と言われている「ネット端末遺伝子」を求める探索者・霧亥(キリイ)であった。」

BLAME! 映画公式サイトより引用)

というもの。非常に優れたSF作品であり、一見の価値はある。謎や複雑な設定をうまく伏せたまま物語は進み、視聴者は魅力的な展開にだんだんと引き込まれていき、いつの間にか百分経っている、というような作品だ。まず何よりも、主人公である霧亥が掛け値なしにかっこいい。櫻井孝宏さんのイケメンボイスはもちろん、その何を考えているかわからない寡黙な一面に惹かれる。そしてなんと言っても、彼の圧倒的な戦闘能力。セーフガードをいとも簡単に屠っていくさまを一度見れば、間違いなく彼に惚れるだろう。霧亥以外のキャラクターももちろん魅力的で、旧時代の科学者でありミステリアスなシボ、村のために必死でセーフガードと戦い食料を集めようとする健気な少女づる、そしてこの映画における究極のラスボス、サナカン。退廃的な世界でこれらの登場人物はいきいきと動き回る。原作はもちろん、映像作品としてここまで完成させたスタッフには脱帽する。

 すっかりBLAME!にハマった私は、原作完全版を探して書店に赴いたが、親の仇のように講談社書籍を扱っていなかった。勘弁して。