雷電のトレーニングルーム

トレーニー雷電が時々のハマりについて書く。

ブログってなんだよ(哲学)

 広辞苑によれば、「ウェブサイトの一種。個人や数人のグループで運営される日記形式のもので、用法提供や意見交換などのコミュニケーション機能が付加されている」だそうですってよ、奥さん。

 毎日毎日、このゲームが面白いとか、このカードがいいとか述べるにも限界があるので、箸休めのつもりでこの記事を書いている。本来なら、怪文書の一つや二つでも書いてやりたいところなのだが、いざ狙って変なものを書こうと思うと、筆が止まってしまう。面白い人(オブラート)の真似をしようとしても、自分が面白くなったわけではないので、どうもお寒い文章が出来上がってしまう。なので、個人がブログを書く意義のようなものを、少し考えたいと思う。当然私は専門家でもないので、あくまで個人の考えとなる。「ふーーーーーーーん」ぐらいの気持ちで読み流してほしい。真に受けて友達に言うと恥をかくと思う。

 現代は、SNSが幅を利かせている時代である。ツイッターやインスタグラム、フェイスブックなど、自分のちょっとした一言をちょっとした手間で世界に公開できる手段が多数ある。そのおかげでというか、そのせいで少しアレな人たちが発言力を持ってしまい、企業公式アカウントや有名人に噛み付いている姿を見受けるようになってしまったのはまた別の話として。これらのSNSはとにかく手軽だというメリットがある。携帯電話から、ちょこっと文字を打って送信ボタンを押すだけで、簡単に友人や世界中の人々に自分の発言を共有することができるのだ。たとえば、「艦これアーケードおもしれぇ」、「香取の腹がだらしなくてエロい」、「古戦場疲れた」など、三十秒も荒れば簡単に発信できる。おまけに、大体のSNSが画像をアップロードできるため、フォトジェニックだのインスタばえだのを気にした写真の共有も思いのママだ。それに対してあなたの友人であったり、知らない人であったり、クソリプおじさんであったりが反応を返す。反応することも当然手軽だ。このように、SNSは完成されたシステムで、とにかく気楽にソーシャル・ネットワーキングを行える仕組みになっている。

 それに対してブログはどうか。私が始めてブログや自作ホームページに触れたときは、SNSmixiぐらいしかなかった気がする。(ウン十年前の話なので、あまり真に受けないでほしい)そのため、インターネット交流をしたければ、当然これらのツールを使うことになる。当時インターネット環境のあるPCを持っていなかった私は、携帯電話用のホームページ制作サイトや、ジュゲムブログを利用していた。そこで書いていたことといえば、今となればツイッターで一言で済むじゃねぇかというようなしょうもない短文ばかりだった。なぜかといえば、長文を書くのは、根気のいる作業であり、携帯電話から書くことには適した作業ではない。それからツイッターが台頭し、私もそちらのサービスの利便性をとってツイッターに移行することとなった。たくさん作ったブログは兵どもが夢の跡である。

 では、なぜ今になってブログを利用する価値があるのか。ちょっとしたことならツイッターでいいし、長文をアップロードしたいなら延々とリプライをつなげてもいいし、メモ帳四枚スクショ貼りしてお気持ち表明してもいい。面識のない他の方のブログを例に上げて恐縮ではあるが、たくまゃん様が営んでいる「ヘタレゲーム貴族の躁鬱」が、その答えを出している(気がする)。ゲームの攻略情報や、レビュー。これはブログクラスの文量や機能がなければ、深くまで書き込めない内容だ。これはツイッターのお気持ち表明では真似できない芸当であり、現代でブログを使用する意味となる。その他にも、無来闇様が運営している「無来闇のブライ庵」もまた好例の一つだ。遊戯王星のカービィのイベントを、多数の写真を交えながら詳しくレポート紹介している。上述の例は、間違いなくブログというツールに利用価値を見出している例であろう。

 じゃあこのブログは? どちらにも当てはまらないどっちつかずなアレなのだが、私としては一応、文量をたくさん書けるという点が気に入っており、ブログを利用している。テーマなどは、はっきり言ってお気持ち表明でいいようなことしか書いていないのだが、たっぷり書くことによって、私自身の文章練習にもなり、それが唯一無二のメリットとなっている。ネタ切れの危険性を孕みながらも、私は明日もキーボードに向かうだろう。

決戦! 星の古戦場!

 グランブルーファンタジー(以下、グ)やってますか?

 私は今、グのオートを回しながら飯を食いつつ、プレイステーション2でZOEをプレイしながら記事を書くという、なかなか終わっている行為をしている。なぜそんなお脳がおイカれになったようなことをしているかというと、現在グでは、決戦! 星の古戦場! というイベントが開催されている。よくこのイベントの名前を上げると、グをプレイしていない方からは「あっ、あのやべぇイベントでしょ」という答えが帰ってくる。甚だ誤解だと言いたいところだが、概ね間違ってはいない。私は今回、古戦場初参戦なのだが、すでに辛い。開始前は、十七時間走ってやると息巻いていたが、延々と同じステージを周回し、肉を集め、ヘルボスを放流する。気が変になりそうだ。ならば逃げればいいのだが、このイベント、報酬がとても美味しいのだ。普段は手に入らないレアアイテムが、大量に手に入る。だから古戦場からは逃げられない。騎空士さまたちは、死んだアルバコアかカツウォヌスのような目で、ひたすらにフレイの顔面をボコボコにするのだ。

 私が所属している団は、いわゆるサポ団で、ほとんど古戦場に参加している団員がいない。そのことも、私のモチベーションの低下につながっている。(ならガチ団に入ればいいのだが、それは少し怖い) 新参者の身ではあるが、団員たちに問いたい。いいのか? 一生かかっても十天衆開放できねぇぞ? 強くなれねぇぞ? 今一度言う、古戦場からは逃げるな。私はあと一時間もすれば飽きて古戦場から逃げるが。

ポケモンカードと私

 ブログのデザインが味気なかったので、公式のブログデザインに変えてみたところ、えらく少女趣味なデザインになってしまった。ブログの内容とは全く合っていないが、イラストが可愛らしいので(ノンケ)使おうと思う。ついでにアイコンも、ウン十年前に描いたイラストを発掘したので、それに変更した。三日坊主を乗り越え、進化した雷電ブログを見逃すな。

 本題。ポケモンカード、人気ですよね。その人気ぶりたるや、凄まじいものがあり、発売日にはポケモンセンターおもちゃ屋さんに長蛇の列ができるほど。当然、その日のうちに即売り切れ、購入難度は非常に高い。当然、それほど人気なら、ウジ虫のように転○屋が湧いてくるわけで、本来のターゲットであるキッズや純粋にカードを楽しんでいるプレイヤーに行き渡らなくなってしまった。おまけに、こともあろうかポケカ公式から仕事をもらっている某YouTuberが転売を容認するような姿勢も見せる始末。このままポケカは手に入らないままなのか、と思いきやこの事態に公式も手を打ち、強力カードを多数再録した拡張パック「GXウルトラシャイニー」を多数増産。頑張れば手に入るレベルにまで落ち着き、ようやくポケカ騒動は一段落ついた、といったところだ。

 そもそもなぜ、これほどまでにポケモンカードが流行したのだろうか。筆者は関係者でもなければ、専門家でもないので、正確な情報は吐けない。だが、様々なカードショップの店員さんや、詳しい方に聞いた話を統合した話をすると、ポケモンゲーム発売までのつなぎとして、公式が広瀬すずさんを登用したCMを流すなど宣伝に力を入れたというのが理由の一つ。二つ目は、ポニータ石井さんなど、YouTuberによる宣伝。三つ目の理由としては、ちょうどGXスタートデッキという五百円で買えてすぐに対戦が楽しめる、非常に優れた商品が発売されたこと。そして、ポケモンカードゲームのスタンダードにローテーションが発生したこと。スタンダードのローテーションとは、マジック・ザ・ギャザリングをプレイしている方にとっては馴染み深い単語ではあるが、他のカードゲームプレイヤーからすると、あまり耳慣れない単語だろう。端的にいうと、直近に発売されたパック以外は使えないというレギュレーションがスタンダードで、過去のカードが使えなくなることをローテーションあるいはスタンダード落ちという。カードプール(使用できるカードの種類)が膨大になり、公式が意図しない強力なコンボなどを抑制し、環境の健全化を保つことと、カード資産が乏しい初心者プレイヤーでも参入しやすいというメリットを作るという大きな理由から導入される。これは筆者が熱心にプレイしているマジック・ザ・ギャザリングの理屈だが、ウィクロスポケモンカードなどのスタンダード制を導入しているカードゲームは、おおよそ同じ理由だろう。マア、大まかに言えば上述の理由で、ポケモンカードは類を見ない大ヒットとなった。

 そんなポケモンカードだが、筆者は、ブームが爆発する少し前に、行きつけのショップの店長が、レックウザGXデッキ使って初心者の方にルールを教えているのを見て興味を持った。「ちょうど五百円でスターターも買えるし、始めてみようかな、どうしようかな」と二の足を踏んでいるうちに、ブームが爆発。スタートデッキはおろかパックすら買えない状況になってしまった。手に入らないが、カードはやりたい。店長に相談したところ、店長が過去に組んだ販売用デッキを売っていただけることになった。そのデッキは俗にいうマッシルガン(マッシブーンGX&ルガルガンGX)デッキだった。いわゆるトップメタ(大会などで優勝を重ね、高い使用率を誇るデッキのこと)である。始めてすぐに強力なデッキを手にした私は、GXスタートデッキを入手できた知人をボコボコにいたぶり、ポケモンカードの快楽に目覚めた。(親しい友人以外に初心者狩りはやめよう、そのゲームの門戸を狭め、衰退に繋がるから)続いてレックウザGXデッキも組み、身内相手に連戦連勝、これ以上ないほどの悦楽を味わった。

 かと言って、大会に出るわけではない。理由としては、ガチデッキの体裁は取っているが、カプテテフGXやグズマ(当時はメチャクチャ高かった、今はウルトラシャイニーの再録で幾分値段は落ち着いている)が入っていないから、大会で戦えるほどのデッキパワーはないのである。それに、ルールの習熟度もそこまで高くないので知らない人とやるのはこわいのだ。とんだ臆病者だった。

 そういったわけで、大会に出るのが怖い私は、今日も身内相手にクワガノンレックウザデッキを回してイキる。そんなことをしていると友達をなくすかもしれない。

艦これアーケードと私

 最初の記事にイベントレポートを書いてしまったせいで、それ以降の記事がしょぼくなってしまわないかという危惧があったのだが、それが現実のものになろうとしている。といっても、このブログは筆者の文章練習と気晴らしを兼ねたものなので、そんな崇高なことを書くつもりもないし、役に立つ情報を書く気もあまりない。存分にがっかりしてほしい。

 今日のお話。最近艦これアーケードが面白い。筆者はブラウザ版を少し触ったタイミングで、ソーシャルゲーム全盛期が到来し、いつの間にかブラウザゲームをやらなくなってしまった。そんな折に艦これがアーケードゲーム化するとのニュースを聞き、そこそこにアーケードゲームと艦これが好きな私は、暇を見てゲームセンターへ向かった。稼働直後という状況と、艦これの人気も相まって、混んでいるわ混んでいるわ。1プレイするのに相当待たされた。「面白くなくはないけど、わざわざ何回もやるゲームではないな」という感想をいだき、しばらくは艦これアーケードやその他のアーケードゲームに触らない日々が年単位で続いた。(途中三国志大戦FGOアーケードを少しプレイしたが、ガチハマりするほどでもなく、何回か触った程度だ)

 最近、知人に誘われ、久々に艦これアーケードをプレイしたところ、面白いのなんの。UI周りが変わっただとか、革新的なシステムが加わったとかそういうことは一切ない。私は単純に初見プレイ時に艦これアーケードのポテンシャルを見誤ったのだ。奥深い戦略性と育成システムは、当時GP制度が一般的ではなかったため、そちらのデメリットの方が目だって見えてしまい、私の目を曇らせた。当時から進化した部分としては、プリンタが新しくなったことによってきれいに印刷されるようになった艦娘カード、改艦や新規実装艦のかわいらしいモデリング。艦の数も増え、非常にカードのコレクションのしがいや、育成のしがいがある。カードショップに行けば、ほぼすべての艦がワンコインレベルで買えるようになったことも、好きなカードを使えるモチベーションに繋がる。

 ここ最近は、ほぼ毎日ゲームセンターに通い、艦これアーケードをプレイしている。筐体の前でニヤニヤしながら霧島改二の胸を突付いているプレイヤーがいたら、それは私かもしれない。そっとしておいてほしい。

カードキャプターさくら展を調査せよ!(後編)

 今のブログは楽でいい。古の時代だとソースコードがどうだのなんだので、文字の色を変えることすら億劫だった。そういった操作が簡単に行えるようになったのだが、フォントの色を変えたり、フォントサイズを変えて笑処を示唆するのは何かが違うと思うので、このブログでは極力使用しないようにしたい。前回のブログでは訂正線をしようした。

 

 前回の続き。カードキャプターさくら展のお話。原画の次のスペースは、確かメモリーのカードのスペースだったと思う。過去に出版された単行本やなかよし、その他当時の付録などが展示されていた。その中に、クリアトートバッグが厳重にショーケースに入れられていたのだが、それはメ○カリで三百円ぐらいで売られていた気がする。世の中には希少性がわからない人もいるもんだと感じた。他にもSNSとの連動企画も行っており、自分のお気に入りのカードキャプターさくらの名シーンをLINEに投稿すると、公式に採用されるかもしれないという企画だ。筆者はアニメ派だし、ペラペラと単行本をめくるのが恥ずかしかったので、流して次のスペースへ向かおうとした。しかし、さくらちゃんの等身大パネルと一緒に写真を撮れるというコーナーがあり、コンパクトファミリーの筆者は恥を忍んで、スタッフの方に写真を撮ってもらった。見事に引きつった顔の悲しい成人男性と笑顔で写るさくらちゃんの姿があった。私は少し泣いた。

 目玉目玉と同じ言葉を使って恐縮ではあるが、なにせ目玉展示が多いので仕方がない。超ビッグサイズケロちゃんの展示だ。実際に見るとわかるが、「マジででけぇ」以外の感情がわかないほどにでかいケロちゃんがどっしりとスペースに鎮座している。このケロちゃんとも一緒に写真が撮れるのだが、流石に先程の一枚で羞恥心は限界に達しており、今回は遠慮した。後ほど知ったことなのだが、平日のある時間内に行けば、さくらちゃんのバトルコスチュームや友枝小学校のパーカー、夢の杖を小道具として使用した写真を撮らせてもらえるらしい。複数人で行ける女性の方などにおすすめしたい。一人で行く男性はこの上ない悲しみを背負うことになるので、おすすめしない。

 展示も大詰め、カードの展示コーナー。クロウカード、さくらカード、クリアカードのレプリカがずらりと並んでいる。個人的にはCLAMP先生の原画の次にテンションが上った。出口付近に配置される大きなクリアカードは、裏から見ると通常のクリアカードの裏面だが、逆側から見ると……。続きはキミの目で確かめろ!(Vジャンプ攻略本) と、すべての展示を見ると、クリアカードを模した透明な栞がもらえる。もらえると知らなかったので、とても嬉しかった。

 展に入場すると、さくら展ショップに入場する権利が与えられる。もちろんグッズも欲しかった私は、ショップに向かったのだが、なんと待ち時間一時間。尿意を催しながらも、どうしても携帯ケースとブランケットがほしかったので、鬼の形相で並んだ。無事グッズをゲットし、スペースから出ると、さくら展コラボカフェもやっていたのだが、これ以上並びたくないという思いから、会場を後にした。

 展示の感想はおいておくとして、私が思ったことは、とにかく女性の来場者が多かった。原作がそもそも少女向けなので当然なのかもしれないが、私の偏見では「さくらたんハアハア」みたいな方(オブラート)がたくさん来ているのかと思っていた。そんなことはなく、下手をすると筆者が一番小汚い格好をしているのではないかと疑うレベルだった。男性の方は大体カップル客で(吼えたてよ我が憤怒)、外国の方も多く見かけた。様々な方に愛されているのかと思い、一人の作品ファンとして少し嬉しかった。

 これにてさくら展のレポートを終わる。たしか12月の初めから、展示内容が後期に入れ替わるらしいので、今から行かれる方は注意してほしい。私はもちろん後期も行く。一人で。

カードキャプターさくら展を調査せよ!(前編)

 先日、カードキャプターさくら展に行ってきた。ホモガキの頃、カードキャプターさくらが大好きだった私は、クリアカード編のアニメ化で熱が再燃。アニメを毎週欠かさず視聴し、コミックスを購入していた。そしてこのタイミングで、カードキャプターさくらの個展が開催されるということで、いても立ってもいられずに、初日に六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーへと向かった。

 

 写真こそアップしないが、展示物に関するネタバレがあるので、完全に知識がない状態で行きたいという方は、ブラウザバックを推奨する。また、行ってきたのがそこそこ前の話になるので、記憶が曖昧なところに留意されたい。

 

 まず、六本木に数えるほどしか行ったことがない私は、まず森アーツセンターギャラリーに到着した時点で、会場である五十三階に行く方法がわからず、受付のおねえさんに「カードキャプターさくら展はここですか」と訊く羞恥プレイを行わねばならなかった。悲しい独り身の男に対しても、それは仕事か、丁寧に応対してくれた。羞恥心を覚えつつも、上階へ向かう。

 チケットカウンターの場所がわからず、再度恥をかきつつも、なんとかチケットを購入。ようやく展示スペースへと向かえた。

 まず目に飛び込んできたのは、巨大なクロウカードの本を模したモニュメント。裏側にはカードキャプターさくらの歴史や海外での展開が書かれていた。ほーと感心しながら、今回の目玉の一つであり、撮影禁止展示物である「知世ちゃんファインダー」へ。この知世ちゃんファインダーは、さくらをストーキングしている大道寺知世の視点が味わえるというコーナーだ。知世視点でみられるさくらと小狼のイラストは、CLAMP先生描き下ろし。知世ちゃんファンはもちろん、彼女の歪んだ視点を追体験したいという方にもおすすめだ。

 本のスペースから先に進むためには、順番待ちを含むケロちゃんシアターを通らなくてはならない。このスペースでは、新録されたケロちゃんとさくらのボイスドラマとちょっとしたムービーが見られる。

 次はクリアカード・フラワーの魔法にかかったスペース。来場者参加型のスペースで、花のシールを原画の周りの壁や床に貼ることができる。さすがにソロの成人男性が参加するにはきついので、原画をさっと見て次のスペースへ。

 少し順番の記憶が朧気だが、知世のアトリエスペース。さくらのバトルコスチュームが、実際の生地で制作され、展示されている。ほえ~すっごいと思いながら、あらためてこんなコスチュームを友達に着せている知世ちゃんはやべぇなと再確認した。(筆者は知世ちゃんが大好きなので、彼女への心ない言葉は愛情の裏返しである)

 次はメイズのスペース。ここは完全に撮影禁止の原画が展示されている。スタッフさんの「ここはメイズのカードの力が働いているため、撮影ができません」という小粋な注意に従い、携帯電話をしまってじっくりとCLAMP先生の生原画を堪能する。今どきはデジタルでやっている作家さんも多いと思うが、クロウカード篇からクリアカード編に至るまでのすべての原画が、アナログで制作されていた。原画から伝わってくる凄まじい技術とエネルギーは、イラストに関しては門外漢である筆者にもひしひしと伝わってきた。間違いなく、今回の展覧会の最大の目玉とも言えるので、足を運んだ際には是非、隅から隅まで眺めてほしい。

 

 長くなるので次回に続く。記憶が消えないうちに書くつもりだ。